家族や自分のエンディング、お葬式を考える

こんにちは、彩桜です。

みなさんは、自分や家族のお葬式について、考えたことはありますか?

以前、「40歳になって、エンディングノートをつけてみた」という記事でも書きましたが、「生きているうちから縁起でもない」と思うかもしれません。

何となく家族で話合いが出来ていない人も多いのではないでしょうか?

実は、うちもそうでした。

2021.12月に、母が長い長い闘病生活を終え、他界しました。

新型コロナ渦で、県外往来ということもあり、バタバタしました。

今回は、母の葬儀について書いてみたいと思います。

  • お葬式って、どういう流れ?
  • 自分のお葬式の事を考えておきたい

そんな方に

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火葬までの流れ

ご遺体安置

亡くなったくなった後、葬儀会社に連絡、遺体を搬送して貰い、安置します。

葬儀会社と相談

通夜、告別式、葬儀など、どんな葬儀にするか日程などを葬儀会社と相談します。以下の順で進むことが多いです。

  1. 納棺(遺体を棺桶に納めること)
  2. 通夜(当日か翌日に行うことが多い)
  3. 葬儀、告別式
  4. 火葬

1.納棺

納棺は、お通夜の日の午前中にしました。

母の場合は、納棺時に葬儀会社が用意してくれた、足袋、数珠、お茶、杖を一緒に入れました。

その後、葬儀前のお別れの時に棺に入れるものを用意します。お金(紙に一億円とか書く)や手紙、おまんじゅうなど、故人が好きだったものを入れます。

棺に入れてはいけないもの
  • 金属、ビンなどの燃えない物
  • プラスチック
  • 化学繊維(服やタオル、ぬいぐるみ)
  • 果物など、水分の多い食べもの

通夜式(40分程度)

通夜式40分程度でした。その後、僧侶からのお話があり、読経して貰いました。

私の家族は一晩、母と共に過ごしました。

通夜が終わると、喪主が僧侶やお通夜に来てくださった方に感謝のしるしとしてお酒や食事を振る舞います。母のときは、家族だけだったので用意しませんでした。(僧侶には御膳料をお渡しします。)

火葬

事前に市役所で手続きし「火葬許可証」を貰っておきます。火葬場で提出します。

精進落とし

葬儀後、参列された人や、僧侶に感謝の気持ちとして会食の場を作ります。そこで出す料理を精進落としといいます。

昔は仏教では、遺族は四十九日の間、精進料理を食べていたそうです。四十九日が終わり、通常の食事に戻ることを精進落としと言われていたそうです。つまり、「精進落とし」は、元々は葬儀の日にはしなかったようです。ライフスタイルに合わせて変わっていったようです。

お葬式の種類

お葬式の種類

  • 火葬式、家族葬、一般葬など、会社によって規模やプランが変わります。

火葬式は通夜や告別式を行わず、火葬だけ行います。

家族葬は大勢の人を呼ばず、家族など身近な人だけで、ゆっくり葬儀や告別式を行います。母は家族葬でした。ゆっくり、お別れすることができました。

一般葬は親族だけでなく、参列者も招いて行います。

納骨のことを考えて決定するのが良い

母は、葬儀は岡山県、納骨は愛媛県で行うことになりました。葬儀は真言宗で行いました。

一定の宗派で火葬した場合、違う宗派のお寺に納骨出来ない場合もあるので、注意が必要です。

「宗派関係なく納骨可能」というお寺もありますので、問い合わせてみましょう。「●●寺に納骨したい」と考えている場合は、そのお寺の宗派で葬儀するのが良い場合もあります。

お葬式の費用

photo by: 78design

最後だから、たくさんお金をかけて送り出したい。と考える方も多いのではないでしょうか?

しかし、経済的な理由や、生前たくさん孝行したから、最期は静かにそっと送り出したいという方もいるでしょう。私も亡くなったときには、お金をかけずにヒッソリして欲しいタイプです。

費用を抑えたい

宗派や葬儀会社によって、「基本プラン」が決まっている場合があります。事前にキチンと相談しましょう。流れに任せて葬儀をすると、思ったより、金額がかかってしまった。ということになるかも?

費用を抑える方法
  • 読経しない(お坊さんを呼ばない)
  • ネットの「お坊さん手配サービス」を利用する。
  • 少人数で行う

読経しないという考え方

みなさんは、「読経して貰いたい」と思うでしょうか?

私は宗教は入っておらず、特にこだわりがありません。「読経しない」という人は、今後増えるのではないかと思いますが、一応、母は葬儀で読経して貰いました。

もともと読経は、亡くなったひとの為ではなく、残された人への慰めの言葉だという説もあります。

生前の要望がなければ、残された人がどうしたいかで決めても良いのかもしれません。

「ネットのお坊さん」を手配する

お車代、御膳料、心づけ、お布施、全て込みの金額で最初から料金が分かっているので安心です。

利用したい場合は葬儀会社に、「ネットのお坊さん」を手配して良いか確認してみましょう。

母の葬儀にかかった費用

父が葬儀会社の会員になっていたので、そこで頼むことになりました。(私たちが到着したときは、ほぼ決まっていた)

  写真    20,000円 
  棺    60,000円 
  備品セット    120,000円 
  祭壇果物4,000円 
  霊柩車20,000円 
  スタッフ20,000円 
  経机具足セット10,000円 
  野花12,000円 
  後祭壇15,000円 
  ドライアイス40,000円 
  番茶、消臭セット  6,000円 
  祭壇経机焼香花18,000円 
  寺菓子1,600円 
基本料金:34,7100円
  遺体搬送          20,000円 
  会館使用料    20,000円 
  祭壇    60,000円 
  内外飾り    120,000円 
  お供えの花4,000円 
  タクシー20,000円 
  膳付け20,000円 
  貸衣装       10,000円 
付帯料金

会員になっていましたので、葬儀前日は会館に泊まることが出来ました(使用料に宿泊費込み)

  お布施          100,000円~ 
  お膳料5,000~10000円 

お布施の相場は10~20万円程だそうです。宗派、地域、檀家になっているかで相場は変わります。

おわりに

自分の時は読経なしで、もっと安いプランで良いなあと、思ってしまいますが、葬儀って故人だけの物ではないですよね。

母の場合、話し合う機会が無かったのですが、夫や父、兄弟とは、しっかり話をしておきたいと思います。

結局、亡くなった人に「葬儀これで良かった?」と、問うても返事はないのですから。

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