こんにちは。彩桜です。
みなさんは、ご飯は好きですか?
私は、夫の実家が農家ということもあって、ここ数年田植えの「お手伝い」をしています。
今回は、田植えについて書いてみたいと思います。
- 現代の田植えって?
- 苗の重さは?
- 何人くらいで行ってるの?
稲が出来るまで
まず、稲が出来るまでの工程をザックリ書いてみます。小学校の授業で習いますよね(私は、すっかり忘れました)
- 育苗
- 田んぼに水をはる
- しろかき(代搔き)
- 苗を植える
- 育つまで、雑草や水の管理

育苗
苗をトレーで育てます。近年は、苗を購入する農家さんが多いです。まとめて管理して栽培する方が、個人個人で作るよりは効率的です。
代掻き
田んぼに水を入れ、土を砕いて均一に平らにする作業です。土づくり、大事ですね。トラクタで行うので、「そんなに人手は要らない」のだそう。
苗を植える
私が手伝うのは、苗を植えるとき。
田植えの機械には
- 苗のせ台
- 除草剤、殺虫剤、肥料を入れる箱
- 予備で苗箱を置く台(6枚ぐらい置けます)
が付いています。
肥料や除草剤は、箱が別々に付いており、田植え中、機械が自動で均等に撒いてくれます。
苗や肥料は結構すぐ無くなってしまうため、適宜補充します。
作業を効率的にするために大事なのが、苗や肥料を渡す人です。
一人ですると「田植え機から降りて、苗を補充する」という超大変な作業になります。

やってる人目撃した。途方もない。
予備の苗を置く所があるとはいえ、田んぼの真ん中で苗が無くなったら大変です。運転中は、苗置き台や肥料箱にも背を向けていため、とても見づらそうなのです。
「無くなりそうだから、補充しなきゃ」と合図できる人がいると安心です。
苗や肥料の重さ、手伝う人は何人欲しい?
苗は1枚6㎏程度、肥料は一袋20㎏です。
私は肥料を担げないので、夫が担当しました。(バケツに分けて入れて、渡している人もいました。それなら女性でも出来そうですが、時間はかかります。)
田んぼの規模にもよりますが、運転手、苗などを運ぶ人2人、合計3人居ると円滑です。
育苗は、JAなどで栽培しているものを買う
苗から育てている方もいますが、多くは、JA等から購入している様です。
苗1枚は品種にもよりますが、600~1000円くらい。(まとめて買ったら安くなるとかあるのかな?)
豊作か否かにもよりますが、大体、苗一枚で1俵(30㎏)収穫できるそうです。
用意しておくべきもの
- 作業着、帽子
- 飲み物
- 日焼け止め
泥がつくので、服は作業用に着替えます。
日焼け止めは、とても大事です。田んぼの水面が、太陽の光を照り返すので、日焼けしやすいです。また、手に泥がつくので、そんなに頻繁に塗り直せません。
色々試しましたが、アネッサがオススメ。
後継者問題
農作業は体力が必要です。「歳をとって出来なくなった」と田んぼを手放す人も多いです。
私は40歳ですが、私の世代の人たちは、農家を継ぐより働きに出る人が多いと思います。働きながら農業って、簡単ではないですよね。
農業が好きか、めっちゃ体力があるか、どちらかになってしまいます。
「米作だけで食べている」という人は少数ではないでしょうか。田舎の兼業農家は、どんどん減っていくのが現状なのかもしれません。
「来年から、手植えな?」とか言われたら、多分みんな辞めるでしょう。

そりゃ、過酷だ
おわりに
普段何気なく食べている、ごはん。
少しだけ、作っている人に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
コメント