小説【BLUE MIND① ~先生の秘密~】

記憶療法士×患者 癒しの隙間に堕ちた恋

エブリスタ様・カクヨム様で、小説の掲載をはじめました。

ここでは、ちょっとだけ裏話?のようなものを書いていきたいと思います。

※無断転載NG、AI読み込み禁止です。

登場人物

リオ(19歳)アカデミー心理学科一年生 
カイの患者だが、症状は落ちついている。

カイ(28歳?)記憶療法士
リオの主治医。精神科医。人の記憶に暗示をかけて治療する。

レン(20歳)アカデミー獣医学科二年生
レンの幼馴染で親友。リオが病気になるまでは、同じ学年だった。

シュウ(52歳) 海外勤務の医者
カイの過去を知るカイとサラの友人

リオの両親
(母:ミオ、父:セイ)

※本作中、アクシスの「記憶療法」は地球の一般的な「催眠療法」とは違います。

あらすじ

リオは19歳。アクシスという星に住んでいる、アカデミー心理学科の一年生。
13歳の夏、山中で自殺者を目撃し、そのショックで記憶を失ってしまった。
翌年、謎めいた精神科医であり記憶療法士のカイと出会う。

カイの治療で、心の傷を少しずつ癒していくリオ。
優しく寄り添うカイに、リオは想いを募らせるが、彼の瞳の奥には隠された秘密がある。
リオは、自らの気持ちと、壊したくない関係の狭間で揺れる。
癒しの隙間で静かに交錯する、切ないラブストーリー。

エブリスタ様7月1日~、カクヨム様7月4日~投稿しています。

元となった話を考えていたのは20年くらい前。当時学生で、某出版社に少女漫画を投稿しておりました。36ページほどのネームを作成していましたが、途中で未完で放置しました。今回、小説として復活できて、とても嬉しいです。

漫画として作成していた当初は、「記憶療法士」ではなく、普通に日本の精神科医師だったと思います。今回、話を詰めていくにあたって、「さすがに現実に当てはめるのは無理すぎる」という壁に、ぶちあたりまして。(当時もぶち当たってやめたのかも。32ページじゃ収まらない内容というか)

それなら、もうがっつりファンタジーにしちゃえ。と思って、別の星の話となりました。個人的には、しっくりきていますが、読者さまは…はてさてどうでしょう。違和感があるかもしれません。私の中では世界観が広がったので、しつこくアクシス星の話を書こうかと思っています。

BLUE MIND(ブルーマインド)というタイトルは、違う話のタイトルでした。BLUE MONDAY(月曜の憂鬱) をちょっと変えて、ブルーな自分の内側みたいなイメージでした。

元の「BLUE MIND」は、不登校の女の子の話でした。でも20年前に考えていたものなので、時代背景がガラリと変わってしまい、ボツにしました。で、今回の話はタイトルを忘れたので(つけてたっけ?本当に覚えてない)このタイトルを持ってきました。書いてて違和感あったら変えちゃえばいっか。と結構適当です。

調べてみるとBLUE MIND(ブルーマインド)の本当の意味は、「水との関わりによって得られる平和で穏やかな心の状態のこと」だそうです。海洋生物学者のウォレス・J・ニコルズ氏が提唱されています。

調べる前は、自分の内側の悩みや葛藤…みたいなイメージだったのですが、書き進めるうち、「なんか、そんなにブルーじゃない話だな…意外と爽やな恋愛小説かも?」と、思ってきました。リオのキャラクターを可愛めにかいたからかもしれません。水の描写をちょこちょこ入れています。

私は漫画家を諦めたときに、過去描いた漫画や小説を捨てました。なぜかこの作品のプロット的なものだけ残っていました。不思議ですね。20年後に書くとは一ミリも思っていませんでした。

そしてこの20年、ストーリーが浮かぶことはなかったので、昔のように頭に流れていく感覚が懐かいです。めちゃくちゃ不思議です。少女漫画的にいうと、「魔法にかかったみたい」です。人の脳の神秘を体験しています。

とはいえ、私が楽しいだけなので、その小説は面白いんか?と聞かれると…そうでもないかもしれません。とりあえず、面白くなるように修正はしていくつもりです。誰かひとりでも「好き」と言ってくれる人がいたら、小躍りして喜ぶでしょう。

まだ、全部は書き終えてないので、しっかり完成させたいです。

イラスト

冒頭のイラストですが、一応表紙です。アナログで描いて写真で撮って、メディバンペイントで加工しました。カイ先生の髪型が決まらず、失敗して描き直しました。横顔を久々に描きましたが、難しかった。

使用画材
  • つけペン(マルペン、スクールペン)
  • コピックマルチライナー 0.1mm・0.05mm
  • 色鉛筆
  • 用紙:A4ケント紙
  • 加工:メディバンペイント

また、挿絵として描いていきますが、描くのが遅いため、小説の更新とかなりズレると思います。そこは、ご容赦くださいませ。

ほんと、神だと思っている画材はコピックマルチライナー。0.03と0.05がお気に入りです。

コンテストの話

最初、カドカワBOOKS10周年記念長編コンテストに応募していました。なんせ、初めてでよくわからず…。なんとなくチェック入れて応募していたのですが…。書き進めるうちに、応募する意味がわからなくなりまして。取り下げました。

今、応募したところで「応募しました」「そうですか」で、終わるんですよね…。

コンテストに応募して腕試しをしたいとか、賞を取りたいという感じでは今は無くて。コンテストの募集要項に合わせて字数とか構成を変えるとかをしていて…。なんか、ちょっと違う気がしました。(すごく今じゃない感)もうちょっとしっかりした構成になって、「これ、いいんじゃないか?」ってなった時に何かの賞に応募しようと思っています。

それでは、またBLUE MINDのイラストは描いていきますので、よろしくお願いいたします。

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